受賞理由:
日本が世界に誇る栄養学のリーダーとして、学校給食の栄養基準や栄養教諭の創設、食育基本法の制定等日本の学校給食の基礎を作った。東南アジアでの指導や研修生の受け入れを通じて、栄養学や栄養教育の普及に努め、国際的にも高い評価を得ている。
主な活動・研究について:
「栄養の力で人々を健康に、幸せにする」、「東京栄養サミット2021」で岸田総理が挨拶の中で引用した中村の言葉である。世界は、飢餓と肥満が共存する栄養不良の二重負荷に悩み、健康のみならず経済、労働、教育の問題に影響を与えている。中村は、健康長寿国家建設の基盤となった日本の栄養改善を半世紀にわたりリードし、その体験を「Japan Nutrition」と称して世界に発信している。