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食の新潟国際賞

記念講演・大学講演

受賞者記念講演
●日時 平成26年10月29日(金) 16:00~
●場所 朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター 4F 国際会議室(マリンホール)

 10月29日に行われた受賞者記念講演では、今回の受賞理由となった分野について、貴重な講演を行っていただきました。

新潟大学特別講演
●日時 平成26年10月30日(木) 10時30分~12時

本賞受賞の坪井達史氏は、新潟大学で講演され、合わせて約200名の学生が聴講しました。
坪井氏はアフリカにおける稲作の技術開発と普及を自らの体験に即して、多くの実例を示しながらご講演されました。
ネリカ米を実際のアフリカの地に根付かせる努力により、それまでウガンダやガボン等99%米を輸入していた国々で自給の道が拓かれたことは、アフリカの食料問題に限りない貢献をされました。
講義を聴講した学生達にとり、国内に閉じこもりがちであった意識を大きく海外世界に活躍の場を見つけるきっかけともなりました。

新潟国際情報大学特別講演
●日時 平成26年10月30日(木) 10時45分~12時

ゴウダ氏は、インドにおける人口増加・貧窮・気候の問題に触れる中で、特に食生活悪化が深刻化しているとご説明されました。
この後、意見交換が行われ、学生からは「ゴウダ氏が食物の研究を志した動機」「インドの食生活事情」「日本人の若者に対しての印象」等についての質問があり、丁寧に回答していました。
最後にゴウダ氏から、世界には運のない人が多くいるということを恵まれた環境にいる学生にもっと知っていただき、国を越えて協調して行動してほしいといったメッセージが送られました。

新潟薬科大学特別講演
●日時 平成26年10月30日(木) 10時30分~

中井氏の講演では、私たちが日常において実際に利用しているオリゴ糖(糖質・糖)を含む製品の紹介からはじまり、糖やオリゴ糖の基本構造の説明、生体内での役割などについてなど、オリゴ糖に関する一般的な知見を非常にわかりやすくご説明されました。新たに見出したホスホリラーゼを活用した機能性オリゴ糖の大量製造に関して詳細に説明され、全体を通して非常にわかりやすく、オリゴ糖製造に関する最先端技術についての講演でした。
この技術により製造された機能性オリゴ糖が食品などに利活用される日も近いかもしれません。