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食の新潟国際賞

選考委員長あいさつ

食の新潟国際賞の選考に当って

 世の中には多くの賞があるが、それらの賞の目的は概ね2つに分けられる。その一つはノーベル賞に代表されるような、人類の福祉に対する顕著な貢献を称える栄誉賞であり、その分野の研究を活性化することを期待するものである。もう一つは今後の発展が期待される萌芽的な研究の進行を援助することを目的とする奨励賞である。そして食の新潟国際賞にはこれらの2種類の賞が含まれる。選考に際して、対象の分野が基礎研究、応用研究、そして技術と幅広いために、共通の基準で審査を行うことが困難になる。さらに奨励賞については今後の成果を予測して選考を行うという不確実性を伴う。いずれにしろ最も重要な方針は、選考過程の透明性を保つことにより公正と中立を保ち、多くの人が納得できるような選考を行うことである。選考委員会は厳格な選考に努力し、食の分野の研究と技術の発展に資することを目指したい。

食の新潟国際賞
選考委員長 唐木 英明
(公益財団法人 食の安全・安心財団 理事長)