受賞理由:
フードロス問題の実態を告発し、世界のフードロスへの意識を高め、国連のSDGs策定に影響を与えた。フードロスの先駆者として、世界的な活動を評価する。
グローバルな食料サプライチェーンにおけるフードロスの実態を告発し、世界的な注目を集めた。
NPO「Feedback」を設立し、スーパーマーケットや農家で廃棄される食品をスープにして振る舞うイベントを世界各地で開催し、市民の意識向上のための活動に取り組んでいる。
今なお世界的課題である食品ロスを先進国、途上国ともに解決するために行動している。この活動は国連のSDGsの策定に大きな影響を与えた活動家である。
主な活動・研究について:
トリストラム・スチュアートの著書『The Bloodless Revolution』および『Waste: Uncovering the Global Food Scandal』は、世界の食料の3分の1が廃棄されているという問題と、畜産が抱える持続不可能な非効率性という2つの主要なテーマについて、世界的な議論を大きく前進させました。彼の著書は、「人類の思想史における真に啓発的な貢献」(『タイムズ』紙)として広く評価されました。特に、廃棄されるはずだった良質な食材を使って5,000人に無料で食事を提供する「Feeding the 5000」イベントなど、食品廃棄問題に関する彼の啓発活動は、人々の心と意識を動かし、政府の政策や企業の慣行の変革、そして目に見える形での大衆の行動変容を促しました。
環境保護キャンペーンを行う慈善団体「Feedback」(現「Foodrise」)の共同設立者として、世界的な食品廃棄問題という「スキャンダル」を、美味しく栄養価の高い「解決策」へと転換しようとする起業家、NGO、草の根団体からなる活発な世界的ムーブメントを牽引しました。
その後、売れ残ったパンをアップサイクルしてクラフトビールを製造し、その利益を慈善団体に寄付する「Toast Brewing」を立ち上げました。また、生物多様性の回復を主目的とし、牛肉をあくまで副産物と位置づけて、野生味あふれる自然環境に在来種の牛を再導入するプロジェクト「www.BeWilder.farm」の創設者でもあります。さらに、英国およびそれ以外の地域において「川の権利」を認めさせる運動の最前線に立つ「Friends of the River Medway」の共同設立者も務めています。