受賞者プロフィール

食の新潟国際賞の理念

エネルギー・水などの有限性の問題、世界人口の爆発的な増加、地球温暖化に気候変動への対応など人類の生存の根幹の問題がクローズアップされています。
 2005年にプレ開催された「食と花の世界フォーラム」では世界の食糧、食と健康を主要テーマにして、国内外の専門家による講演とパネルデスカッションを行い、いくつかの提言を行ってきました。
 2016年は日本の足元を再認識する意味で「世界遺産」に登録され、国内外から注目を浴びている「和食」にスポットを当て「和食と健康」、和食による新潟の産業や海外ビジネスの振興について議論し、これからの食産業を考え、地域活性化につなげていきます。


顕彰(賞)の事業理念

食の新潟国際賞は、世界各国から食分野で活躍する個人・団体の推薦を受け、食分野において「世界にとって普遍的な価値を持つこと」「人々の暮らしを救う業績であること」などを原則に選考を進め、「本賞」「佐野藤三郎特別賞」「21世紀希望賞」の3部門で第4回受賞者4名を表彰いたします。

財団の組織理念

新潟県は日本有数の食の生産地であり、また新潟市は極めて高い水準の食料自給率を誇る田園政令市です。 「食の新潟」は、佐野藤三郎氏に代表される多くの先達の志と実践によって形成されましたが本財団は、先人の志を継承し、「食の新潟」をさらに世界に発信し国際賞の成果を高めるため運営活動を行います。

食と花の世界フォーラム2012動画配信はこちら

2012年10月16日(火)に朱鷺メッセで行われた
「食の新潟国際賞」受賞者記念講演

フードフォーカスin にいがた コンパスセッション
「食による持続可能な社会とは」
をYouTubeにて視聴できます!



第3回表彰式・受賞記念講演会

日 時 2016年11月9日(水) 14:30~17:00 入場無料
定 員 200名(先着順)事前申込優先
会 場 新潟コンベンションセンター 朱鷺メッセ 4F 「国際会議場(マリンホール)」
配布用チラシ チラシダウンロードはこちら(PDF:746KB)
参加申込締切 2016年10月31日(月)




受賞者プロフィール
岩永 勝 氏

本賞
岩永 勝 氏(日本)
国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター(JIRCAS) 理事長
国際トウモロコシ・コムギ改良センター(CIMMYT) 元所長
1951年8月生まれ。(65歳)

 生物資源の保存活用研究に従事し多くの業績を上げ国際的に高い評価を受けている。
海外国際農業研究機関で30年近く活躍した。特に2002年には「緑の革命」の功績によりノーベル平和賞を受賞した国際トウモロコシ・コムギ改良センター(CIMMYT/メキシコ)の所長に国際公募で選ばれ、財政難の組織を再建し、長期研究戦略を設定、職員数800人を超える世界で最も優秀な国際研究機関へと飛躍させた実績は世界的に高い評価を得た。
長きにわたる国際的な研究活動での広汎な人脈を培い、世界的に影響力を持つ農学研究者及び指導者として、2006年には世界食糧賞から特別感謝状を受賞。国連世界食料安全保障委員会のパネラーなど国際機関や国際会議において理事に就任するなど重責を果たしている。

増本 隆夫 氏

佐野藤三郎特別賞
増本 隆夫 氏(日本)
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)農村工学研究部門 地域資源工学研究領域 領域長
1957年11月生まれ。(58歳)

 高度な国際協力の達成に寄与。
低平地帯の排水改良、排水問題を検討し排水施設の最適規模研究では、雨量計や排水施設の配置、規模計画手法を開発し、現場での計画管理に直結する技術開発に多数研究実をあげ、水田の洪水防止機能評価法の開発でも、先駆的で高度の研究業績をあげた。
アジアモンスーン水田地帯にも対象を広げ、国際河川メコン河の研究では、4研究機関を率いるリーダーとして、世界的情報発信が可能な研究成果体制の構築を図り、行政の事業実施指針・計画基準に反映させ、高く評価された。

マーシー・ニコル・ワイルダー 氏

佐野藤三郎特別賞
マーシー・ニコル・ワイルダー 氏(アメリカ)
国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター(JIRCAS) 水産領域 主任研究員
1965年12月生まれ。(50歳)

 エビ類の研究により、稚エビの培養方法で多大な成果を上げ、学会産業界で高い評価を得る。ベトナムの国際プロジェクトの主担当者として、淡水エビの養殖産業の発展に貢献。屋内型エビ生産システムの開発と普及による安全安心な養殖の実現をした。
世界のエビ養殖の8割を占めるバナメイエビの、養殖場の造成による環境汚染、高密度養殖による病害、大量薬物投与などの解消に、屋内型エビ生産システムを企業と共同開発した。この技術で、妙高市「妙高ゆきエビ」を商業ベースに乗せ、モンゴルでも養殖を開始。将来多くの発展途上国において、動物性タンパク質の増産安定供給が期待できる。

宇賀 優作 氏

21世紀希望賞
宇賀 優作 氏(日本)
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(NARO) 次世代作物開発研究センター 基盤研究領域 育種素材開発ユニット 上級研究員
1974年11月生まれ。(41歳)

 一貫してイネの根の構造と機能に関する遺伝育種学的研究を展開し、基礎から応用に至るまでの研究に多くの成果をあげ、国際誌に論文を掲載し、高い評価を得ている。
地球温暖化が一層深刻化する中、干ばつによる大きな影響を受け、東南アジアでの稲作の乾燥耐性強化は喫緊の課題である。フィリピン在来品種に見いだした根の形態や構造の変異に着目し、遺伝子座を検出し、栽培稲の耐干性の向上に大きく貢献した。
研究業績は基礎研究にとどまらず世界の稲作の安定化に貢献し今後の研究の進展が期待される。





お問い合わせ

はがき、FAX、メールのいずれかで必要事項(①参加ご希望のイベント、②申込者氏名、③住所、④参加人数と参加者名、⑤電話番号)を明記の上、下記の宛先へお送りください。
参加申込締切 2016年10月31日(月)※定員200名(先着順)

はがきの場合 送付先:
〒950-0078 新潟県新潟市中央区万代島5-1 万代島ビル13階
 第4回食の新潟国際賞 運営事務局 株式会社 アド・メディック
FAXの場合 FAX:025-247-8101
(チラシをダウンロードしご記入の上、送信してください。)
チラシダウンロードはこちら(PDF:746KB)
E-mailの場合 award@admedic.jp
メールの本文に、必要事項(①参加ご希望のイベント、②申込者氏名、③住所、④参加人数と参加者名、⑤電話番号)を明記の上、下記の宛先へお送りください。




お問い合わせ

お問い合わせ/第4回食の新潟国際賞 運営事務局株式会社 アド・メディック

〒950-0078 新潟県新潟市中央区万代島5-1 万代島ビル13F
TEL:025-245-4088
award@admedic.jp

主催/(公財)食の新潟国際賞財団

〒951-8131 新潟県新潟市中央区白山浦1丁目425番地9新潟市白山浦庁舎1号棟4階
TEL : 025-201-8901 / FAX : 025-201-8902

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